ふるさと納税をやってみたいけど、具体的にどうやって申請すればいいの?
ワンストップと確定申告の違いがよく分からない!
こんにちは!yunaです。
所得税・住民税の節税に効果がある「ふるさと納税」には、申請方法としてワンストップ申請と確定申告の2つがあります。
本記事ではそれぞれの申請に関する概要と、具体的な申請方法についてご紹介します。
また、ワンストップ申請は便利ですが確定申告をすると申請内容が無効になるという落とし穴もあるため、そちらも解説していきます。
- ふるさと納税の進め方を知りたい方
- 申請方法について知りたい方
ぜひ最後までお読みください!
ワンストップ申請
ワンストップ申請とは
ワンストップ申請(正式名称:ふるさと納税ワンストップ特例制度)について総務省は次のように説明しています。
確定申告の不要な給与所得者等がふるさと納税を行う場合、確定申告を行わなくてもふるさと納税の寄附金控除を受けられる仕組み
総務省ふるさと納税ポータルサイトhttps://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/czaisei_seido/furusato/topics/20150401.html#block02
つまり、条件を満たす人であれば面倒な確定申告をせずにふるさと納税の恩恵を受けられる制度がワンストップ申請になります。

確定申告は申告する年の全所得、全経費を計算する必要があるので、確定申告が不要な方(会社勤めで年末調整している等)にとって膨大な作業をスキップできるのは嬉しいですね!
ワンストップ申請の申請方法
まずはふるさと納税の返礼品を選びましょう。
この際、必ずワンストップ申請を希望する旨を選択してください。
おすすめの返礼品は↓の記事の最後で紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください!


購入が完了し返礼品が届いてから2週間ほどで、返礼品の配送先住所に自治体から書類が届きます。
封筒を開封すると「寄付金受領証明書」と「寄付金税額控除に係る申告特例申請書(以下、特例申請書と呼びます)」という書類がはいっています。
ワンストップ申請をするには、この特例申請書を提出する必要があります。


まずは、特例申請書に必要事項を記入していきましょう。
住所、氏名は寄付先の自治体で記入されている場合もあります。
個人番号には貴方のマイナンバー(個人番号)記入します。(マイナンバーカードが無くても、通知カードや住民票に記載された個人番号があれば問題ありません)
次に、寄付年月日、寄付金額に相違がないかを確認します。
申告の特例の適用に関する事項にチェックを入れます。色々と書いてありますが、要するに
- 確定申告の必要がない
- 申請年の1月1日~12月31日の期間において、ふるさと納税を行う自治体の数が5か所を超えていない
の2つに該当するかを聞いています。
チェックが無いと申請できないため、チェックを入れましょう。



ちなみに、後ほど説明しますがワンストップ申請を出したとしても後から確定申告を改めて行うことも可能です。
記載が完了したら、郵送で提出しましょう。この際、「寄付金受領証明書」は提出不要のため、保管しておいてください。
自治体によっては切手不要の封筒が同封されているところもあります。ありがたいですよね。
なお、申請期限に間に合わない場合は確定申告が必要です 。



ワンストップ特例制度の申請は寄付した翌年の1月10日必着です。もし間に合わない場合は、ご自身で確定申告をしていただく必要がありますのでご注意を!
確定申告
確定申告とは
ふるさと納税におけるもう一つの申請方法は確定申告です。
確定申告について詳細な説明は省略しますが、ザックリ申し上げますと一年間で払った税金の過不足を清算するものです。
ふるさと納税は所得税・住民税を先払いする制度のため、確定申告することで国に「わたしはふるさと納税ですでに払っていますよ!」と伝える必要がある訳です。
なお、所得が給与所得のみで源泉徴収票をもっている、また医療費控除や外国税額控除の申告などが不要な方は、ふるさと納税分のみ確定申告すれば良いので、そこまで難しくありません。
確定申告するとワンストップ申請の申請内容が無効になる!?
ここで注意して頂きたいのですが、確定申告をするとワンストップ申請の内容は無かったことになります。
これはなぜかというと、原則として寄附金控除を受けるためには確定申告を行う必要があり、ワンストップ申請制度はそれを簡素化するための特例であるためです。
基本的には確定申告が必要だけど、地域活性化のために複雑な確定申告を排除した制度を作り、多くの人に納税してもらおう!というのがワンストップ申請の目的であるため、確定申告をするのであれば制度の対象外になる、という訳です。



ワンストップはそもそも難しいイメージの強い確定申告をカットすることで納税者を増やすことが目的なので、確定申告する人は対象外になるよ!
会社勤めで年末調整をされている方はワンストップ申請で問題ないのですが、それ以外のフリーランスや自営業者の方、その他理由があって確定申告をする必要のある方は、ワンストップ申請を出した場合であっても、ふるさと納税の寄付金控除も行うことを忘れないでください。
確定申告によるふるさと納税方法
確定申告におけるふるさと納税の申請方法は国税庁のHPや、ふるさと納税のポータルサイトを参照ください。
個人的には「ふるさとチョイス」で提供されているはじめての確定申告作成マニュアルが非常にわかりやすいと思います。※給与所得者向けです。フリーランスや自営業者の方は国税庁のHPを参照ください。





最近ではスマートフォンによる申告も可能になるなど、確定申告に対するハードルは下がってきているように感じます。家計の負担を減らすため、共に頑張って参りましょう!
まとめ
- ふるさと納税にはワンストップ申請と確定申告による申請方法がある
- ワンストップ申請で申請すると確定申告は不要
- 確定申告する場合、事前にワンストップ申請をしているとワンストップの申請内容は無効化
- 会社勤めなど、給与所得のみで源泉徴収票のある方は確定申告でもそこまで負担にはならない
以上になります。
貴方の家計に対する負担が、少しでも軽減することを祈っております。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました!
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