最近投資を始める人が多いけど、本当にお金が増えるの…?
いつ始めればより得ができるの?もう遅い?始めるタイミングが分からない…
こんにちは!yunaです。
本記事では、投資を始めるタイミングの考え方だけでなく、そもそも投資とは何か、投資を始める前に最低限押さえておくべき用語と留意点について解説します。
また、投資には株式、債券、ゴールド、不動産、キャッシュ等がありますが、本記事では主に株式投資について触れていきます。
- 株式投資を始めたいけど、タイミングが分からない方
- 収入を最大化して経済的自由の達成(FIRE)を目指したい方
- よりお得な時期に投資を始めたいと考えている方
ぜひ最後までお読みください!
投資とは
まず、貴方は投資と聞いて何を思い浮かべるでしょうか。
ギャンブル?富裕層がやっていること?暴落のリスクがある怖いもの?
確かに投資の中にもギャンブル性の高い商品はあります。
富裕層はほとんどの人が投資をやっているでしょう。
そして、すべての株式投資商品に暴落リスクはあります。(暴落については別の章で解説します)
しかし、投資の中には堅実な商品があり、一般の方も投資をしている方は多く、暴落のリスクを軽減する術もあります。
そして、貴方はすでに投資の一つを実践しているはずです。
投資と預金の違い
銀行口座にお金を預ける「預金」は、投資の一部です。
銀行に自分のお金を貸して、その金利を貰うのが本来の預金の意味になります。

実際、昭和のバブル期はゆうちょ銀行の普通預金金利が6%程度もあり、銀行にお金を預けるだけでお金が増えていくシステムでした。
しかし、2021年現在メガバンクの普通預金における金利は0.001%程度(100万円を10年預ければ100円貰える状態)であり、預金は投資手段として最悪のものになっています。
家計における収入を最大化し、ゆくゆくは経済的自由の確立を目指すのであれば預金以外の投資をしていく必要があるのです。
単利と複利
投資を始めるにあたって必ず知っておくべき用語が「単利」と「複利」です。
一言でいうと次のようになります。
- 単利=元本(最初に預けたお金)にのみ利息がつくこと
- 複利=元本と利息の合計額に利息がつくこと
単利について東海東京証券は次のように説明しています。
単利とは、利息を計算するときに用いる計算方法のひとつで、最初の時点の元金だけを対象にして利息がいくらであるかを計算します。一定の元本にのみ利息を付けていき、最初の投資から得られた利息を考慮しません。
つまり、利息が発生しても、これを元本には組み入れません。
国債や社債などの金融商品では、金利が通常単利で表示されますが、これは再投資がないためです。単利の金融商品にはほかに、分配が毎月行われるタイプの投資信託などがあります。
東海東京証券(https://www.tokaitokyo.co.jp/kantan/term/detail_1394.html)
これに対して、複利とは取得した利息や配当金を元本に含め、再投資に回すことで元本が増えていき、資産が雪だるま式に増えていくことを言います。
この複利効果は、相対性理論を唱えたアルベルト・アインシュタインが「人類最大の発明」と呼ぶほど優れたものです。
下図は毎月3.3万円を年率5%で複利で運用したシミュレーション結果になります。
※つみたてNISAの年間上限額が40万円であるため、毎月定額で積み立てる場合の月毎上限額3.3万円となります。この運用でシミュレーションをしております。


株と債券
次に、株と債券の違いを見ていきます。
株とは、株式会社が発行する「出資証券」のことであり、企業にお金を出した(出資した)ことを証明し、間接的に企業の経営に参加することを意味します。
出資されたお金は企業のものとなり、株主に返還の義務はありません。
株が成長すればそれだけリターンが得られますが、株価が大暴落した場合や倒産した場合に、株は何の価値もない紙切れとなります。
このため、株式投資は一般的にハイリスク、ハイリターンな投資対象と言われます。
債券とは、企業や国に対してお金を貸したことを表す「借用証券」のことであり、企業や国は出資者に対して返済義務があります。
債務不履行(会社、国の経営が大きく傾いてお金が返せなくなる状態)にならない限り、元本が保証されているパターンが多いですが、日本国内の債券市場は単利が用いられるのが慣習であり、利率が大きく上がることもありません。
このため、一般的にローリスク、ローリターンな投資対象と言われます。
いつ投資を始めるべきか
では、いつ株式投資を始めれば良いのでしょうか。
結論としては
- 中長期投資(10年~30年)前提であればいつ始めてもOK
- 短期投資(1~5年)前提であれば今(2021年6月現在)は避けた方がいいかも
というのが私の考えです。
なぜ中長期であればいつでも良いのかというと、以下の2つの理由があります。
- 運用期間が長くなるにつれて、複利効果で増えていく
- ドルコスト平均法によって買うタイミングの分散ができ、リスク分散ができる
ドルコスト平均法とは、価格が変動する金融商品を常に一定の金額で、かつ時間を分散して定期的に買い続ける手法です。
この手法で金融商品を購入し続けた場合、価格が低いときの購入量は多くなり、価格が高いときの購入量は少なくなります。
AXA(https://www.axa.co.jp/100-year-life/wealth/20200108/)
これに対して短期投資は、運用期間が短いため複利効果が薄く、また買うタイミングの分散も限界があります。
そのうえ、現在(2021年6月)は株価が割高な状態だと言われており、買いのタイミングとは言えません。
本当に株は利益を生むのか
では、実際に株式投資でお金は増えるのでしょうか。
結論としては、お金は増えます。
以下は私の実際の運用成果(途中経過ですが)になります。


2019年11月~SBI証券にてつみたてNISA運用開始(20か月運用)
⇒うち3回ほど見送っているので実際の購入回数は15,000円×17回=255,000円が元本
2021年6月現在の評価額は329.822円、+29.3%の運用収益率
ここまで1年半ほどで増えたのは、コロナショックで-29%ほどの暴落に見舞われた際にも機械的に株を購入し続けたため、価格が低いときの購入量が多くなるドルコスト平均法が効いたためだと考えています。
【重要】必ず訪れる不況、暴落
ここで注意ですが、株式市場は必ず暴落します。


世界金融危機(リーマンショック)では-50%、1929年の世界恐慌は-83%の大暴落が発生しています。
直近では、2020年3月のコロナショックで-29%まで落ち込みました。



私の保有していた株も評価額が一時-30%程度まで暴落しました。
また、いったん暴落すると回復までに10年以上かかることもあります。


しかし、暴落した株価が回復しなかったことも、また歴史的にありません。
世界恐慌もリーマンショックも、今回のコロナショックも全て回復しています。
それどころか、コロナバブルという言葉まで出るほど2020年6月時点の市場は高値更新が続いています。
人は失敗から学び、必ず成長できるのです。それは企業も同じことです。
止まない雨はありません。
世界経済の成長に、投資してみてはいかがでしょうか。
\ SBI証券の口座開設はこちら /
まとめ
- 預金は投資の一部であり、収入を最大化するためには預金という最悪の投資とは別の投資をする必要がある
- 複利は人類最大の発明であり、この複利の力によって雪だるま式に資産を増やすことが可能
- 中長期投資(10年~30年)前提であればいつ始めてもOK
- 短期投資(1~5年)前提であれば今(2021年6月現在)は避けた方が無難
- 暴落は必ず起きるが、暴落した株価が回復しなかったことも、また歴史的に存在しない
以上となります。
↓の参考文献では、本記事を執筆する際に参考とさせて頂いた書籍を紹介しております。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました!
参考文献
経済的自由を目指す方で、これから投資を始める方にはぜひ読んで頂きたい一冊です。
具体的にどんな銘柄を買えば良いのかが明示されており、どれを買えば良いのか分からないという悩みを解決できます!
また、株価暴落時の心の持ち様にも言及されており、今後の投資生活において道しるべとなってくれる本だと思います。
株式投資に関する記載は少ないですが、投資は生活防衛資金を確保した上で実施すべきことや、株式投資以外の投資対象について幅広く解説しています。
特に固定費の支出に関する記載が非常に具体的で参考になります。節約してできたお金を投資に回すことで、より将来の生活が楽になることが見込めます!
株とは何か?という部分から解説している、まさに教科書といった内容です。
注意点として、実際に株の取引をしていく人のための教科書であって、毎月機械的に一定額を積立投資していくような投資手法を考えている方は対象にならないかもしれません。
しかし、プロの投資家たちはどのように取引を行っているのか、積立以外にどうやって株を買付、売却するのかといったことは、一人の投資家として知っておくべき事項と思います!
コメント